2009年9月18日金曜日

ブドウの大きさとここ3ヶ月の出来事





6月からすっかりご無沙汰している間に、
私の任期も残り10ヶ月を切りました!

6月には、1年早くブラジルに赴任したJICAボランティアの人たちが
帰国してしまいました。
マリンガ空港で見送るときの皆さんの笑顔がとてもすがすがしく見え、
なんだかうらやましかった・・・。
そのうちの一人Wさんが、
わざわざマリアルバのブドウのオブジェの写真を撮りたい、と
帰国間際の忙しい中マリアルバを訪問してくれました。
大きい、とは思っていたものの、
近づいてみると私の背丈よりも大きい粒の大きさにびっくり!!


7月の冬休みは、
1月と同じくクリチバのパラナ大学のポルトガル語の集中講座を受けてきました。
今回は、クリチバに住むシニア宅にお世話になりました。
普通のポルトガル語講座に加え、
Celpe-Bras(ポルトガル語検定)対策講座を受けたのですが、
思いがけなく今年4月に受けたCelpe-Brasの試験に中級で合格していたことがわかり、
前回のフランス語に続き、今回は対策講座を途中で放棄してしまいました。^^;


7月末に学校が始まると、
すぐに新型インフルエンザの影響でブラジル学校が休校になり、
日本語学校も休みになりました。
・・・・が、親から「お話大会の練習だけはして欲しい!!」という要望があり、
休校は1日のみ。
20人の生徒をいっぺんに集め、一日3時間お話大会の練習をすることになると、
今度は、同僚の先生と一緒に住んでいる彼女が新型インフルエンザにかかってしまい、
同僚の先生もうつっている可能性があるから、と一週間の休みに・・・・。
一人で大丈夫かな・・・と心配だったけれど、
子どもたちのお話大会にかける意気込みは去年とは違い、
皆言うことを聞いてくれて指導もしやすかったです。
本番のマリンガ地区お話大会予選では、
なんと参加19人中、14人が予選を突破し、
あさってのパラナお話大会に参加することになりました!

でも、やっぱりこのお話大会は好きにはなれない・・・・。
日本帰りの子とブラジルで育った子の区別なく審査され、
意味もわからないまま丸暗記をして発表する、このお話大会。
今回マリアルバでは、自分たちで作文を書き、それを覚えたから、
どんなことを話しているかはだいたいの子どもはわかっているはずだけど、
だけど・・・・う~ん。

でも、入賞した子どもの親が涙ぐみながら喜ぶ姿を見ると、
このお話大会はずっとこのまま続くんだろうなあ・・・と思う。


去年初めてだったお話大会。
でも、今年は私にとっては最後のお話大会。

疑問に思うことは多々あるけれど、
求められていることに答えられるように、
自分の仕事をしていけばいいのかな、と思う。
その中で、
子どもたちが少しでも日本語が話せるようになれば、
マリアルバに来た甲斐もあるのかな・・・・と。

私も10ヵ月後に、
すがすがしい笑顔で帰国できるように・・・・。