2009年11月21日土曜日

マリアルバの誕生日

先週土曜日は、マリアルバ市の58回目の誕生日でした。

またもや、PCの調子が悪く、写真が添付できないのが残念ですが、
パレードを行い、日本語学校からも子供たちがよさこいをすることになりました。


・・・・が、前日になり、
時間がないからキャンセル!とあっさり言われてしまいました・・・。


でも、本当はそんな予感もしていたので、
「発表する場がきちんとあるなら、練習させます。でも、未定ならしません!」って
はっきり伝えておいたはずなのに・・・。

なのに、パレード2週間前になって、
「できるから、お願いします」っていわれて授業をつぶして猛練習したのに、
やっぱり、ドタキャンされてしまいました・・・・。(苦笑)


「歩きながら踊れませんか?」といわれたけれど、
「みんなばらばらになるからだめですよ」と
腹を立てていたのもあって私もあっさり断ってしまいました・・・・。


でも、当日は明け方3時に目が覚めて、
「あんなに練習したのに、ただはっぴ着てなるこ鳴らして歩くだけなんて・・・・」と愚痴り始め、
「本当に、歩きながらだと踊れないのかな?」と思い始め、
一人、部屋で歩きながら踊り始めました。


「何もやらないよりは、ずっといい。」
そう思って、私が前で躍ることにして、
音楽もパレードのときに流してもらうように準備もしてもらいました。


なのに!いざとなったら、前の学校の音楽が大きすぎて、
よさこいの音楽が全く聞こえず、
「ただなるこだけ鳴らして歩いて!」と言われてしまいました・・・・。


でも、ここまできたのだから、と
「掛け声だけで何とかやります!」と答えて、
だめでもともと、声を出しながら踊り出しました。





私は見えなかったのですが、
後ろの子供たちは一生懸命ついてきてくれて、
とてもきれいに踊れたと会う人々にほめてもらいました。^^



「何もしないよりは、何かをしたほうがずっと気持ちいい」
ということを心から感じた一日でした。

2009年9月18日金曜日

ブドウの大きさとここ3ヶ月の出来事





6月からすっかりご無沙汰している間に、
私の任期も残り10ヶ月を切りました!

6月には、1年早くブラジルに赴任したJICAボランティアの人たちが
帰国してしまいました。
マリンガ空港で見送るときの皆さんの笑顔がとてもすがすがしく見え、
なんだかうらやましかった・・・。
そのうちの一人Wさんが、
わざわざマリアルバのブドウのオブジェの写真を撮りたい、と
帰国間際の忙しい中マリアルバを訪問してくれました。
大きい、とは思っていたものの、
近づいてみると私の背丈よりも大きい粒の大きさにびっくり!!


7月の冬休みは、
1月と同じくクリチバのパラナ大学のポルトガル語の集中講座を受けてきました。
今回は、クリチバに住むシニア宅にお世話になりました。
普通のポルトガル語講座に加え、
Celpe-Bras(ポルトガル語検定)対策講座を受けたのですが、
思いがけなく今年4月に受けたCelpe-Brasの試験に中級で合格していたことがわかり、
前回のフランス語に続き、今回は対策講座を途中で放棄してしまいました。^^;


7月末に学校が始まると、
すぐに新型インフルエンザの影響でブラジル学校が休校になり、
日本語学校も休みになりました。
・・・・が、親から「お話大会の練習だけはして欲しい!!」という要望があり、
休校は1日のみ。
20人の生徒をいっぺんに集め、一日3時間お話大会の練習をすることになると、
今度は、同僚の先生と一緒に住んでいる彼女が新型インフルエンザにかかってしまい、
同僚の先生もうつっている可能性があるから、と一週間の休みに・・・・。
一人で大丈夫かな・・・と心配だったけれど、
子どもたちのお話大会にかける意気込みは去年とは違い、
皆言うことを聞いてくれて指導もしやすかったです。
本番のマリンガ地区お話大会予選では、
なんと参加19人中、14人が予選を突破し、
あさってのパラナお話大会に参加することになりました!

でも、やっぱりこのお話大会は好きにはなれない・・・・。
日本帰りの子とブラジルで育った子の区別なく審査され、
意味もわからないまま丸暗記をして発表する、このお話大会。
今回マリアルバでは、自分たちで作文を書き、それを覚えたから、
どんなことを話しているかはだいたいの子どもはわかっているはずだけど、
だけど・・・・う~ん。

でも、入賞した子どもの親が涙ぐみながら喜ぶ姿を見ると、
このお話大会はずっとこのまま続くんだろうなあ・・・と思う。


去年初めてだったお話大会。
でも、今年は私にとっては最後のお話大会。

疑問に思うことは多々あるけれど、
求められていることに答えられるように、
自分の仕事をしていけばいいのかな、と思う。
その中で、
子どもたちが少しでも日本語が話せるようになれば、
マリアルバに来た甲斐もあるのかな・・・・と。

私も10ヵ月後に、
すがすがしい笑顔で帰国できるように・・・・。









2009年6月7日日曜日

第6回マリンガ地区日本語教師研修会


昨日は、朝からマリンガ地区日本語研修会に参加しました。

50年日本語をブラジルで教えていらっしゃる先生、
アニメを使って日本語を教えていらっしゃるブラジル人の先生(写真)、
孤児院の子も受け入れて教えていらっしゃる先生、
日系の方と結婚されてブラジルで先生をされている方のお話などを聞きました。

昼食会では、もうすぐ2年の任期を終えられる3人のJICAボランティアの送別会も行われました。
同じ地区ということで本当にお世話になったので、さみしくなります。
でも、私もあと1年なんだなあ・・・と実感しました。

最近、時間の流れが速く感じられるようになり、
残り1年も速く過ぎるのではないかと思います。

2009年5月15日金曜日

空模様




一昨日の夕方、もくもくと雨雲があっという間に広がって(写真1)、
昨日は一日しとしとと雨が降っていた。
そして、その夜は霧に包まれたと思ったら、
街灯ががオレンジだからか、
霧にそのオレンジが反射して、
町全体がなんだか不思議な空間に包まれているようだった。(写真2)
そして、今日は一気に気温が下がり、
朝は手袋ををして登校する子供もいた。
ブラジルは広いので、
赤道に近いところは雨期と乾期しかないようだけど、
ここ南の方は、きちんと四季があった。
今は一応秋。
冬に向かっている日本の10月末といった感じ。
今日は非常に寒いけれど、
普段、昼間の太陽はまだ暑い。
だから、朝晩はジャンバーが必要でも、
昼間は半袖で十分、という日が多い。
ジャンバー、帽子、傘は
毎日の必需品になっている。


母の日カード



先日、母の日の前に、子供たちとカードを作りました。
表は、カーネーションの切り絵、中はカーネーションの折り紙。
切り絵の模様は黒板に書いて、
それを子供たちが似たように描いて切りました。
折り紙はしたことがあっても、
切り絵はみな初めて。
紙を開いたときの、不満そうだったり、不思議そうだったり、
うれしそうだったりする子供の表情が印象的でした。
カードを開けると、ハートが出てくるようにしたのは、
11歳の子供の発案。
それぞれ個性が出て、素敵なカードができました。

青汁


ミキサーねたで、もう一つ。

最近の私の朝食は、シリアルとこれ↑。

市場に言ったときに、
日系の方に、「これは青汁に使われるケール(couve)ですよ」と教えられ、
さっそく家で青汁を作ってみることに。

日本の実家では、
母と一緒に、毎朝凍らした青汁とバナナ、それに牛乳、黄粉、ゴマ、を
ミキサーにかけて飲んでいたけど、
青汁だけでは、とても飲めなかった・・・。

でも、絞りたてのオレンジジュース(3つ分)に
新鮮なケール(2枚)をジューサーにかけて飲んでみたら、
くささも苦味もなく、おいしいジュースに!

でも、
ほんとに青汁なのだろうか・・・と怪しみ、
いい気なってその後3枚のケールを追加してみたら、
あの苦い青汁の味がきちんとしました・・・・。

私のベストは、オレンジ3つにケール3枚。

こちらの方は、ケールをにんにくやベーコンなどでいためて食べるそう。

調べてみると、
キャベツやブロッコリーはケールを改良して作られたものらしい。
そして、ケールの栄養価はほかの野菜に比べて圧倒的に高く、
なんと、目によいルテインも含まれていると聞き、
残りの任期は、キャベツの代わりにケールを食べることに決定!

偏りがちな食生活を少しでもまともにするために・・・・。

2009年5月3日日曜日

2009年家族慰安運動会!











5月1日、マリアルバ文化協会で運動会が行われました。
プログラムを見るまで気づかなかったのですが、
「家族慰安運動会」なんていう名前がついていました!
その名の通り、子供からお年寄りまで家族みんなが参加できる楽しい運動会でした。
「ハムスター競争」(写真3)から始まって、
「ビン釣り競争」(写真5)、「落花生むき競争」、「豆拾い競争」など、
日本では見たことがない競争が多く、おもしろかったです。
なかでも、写真2。
何をしているかわかりますか?
なんと「卵のキャッチボール」!
男女一組で、だんだん距離を離してキャッチボールをして、
割れてしまったら負け。
頭やTシャツにべチャッと卵をうけてしまう人もいて、
みんなの笑いを誘っていました。
この運動会がすごいのは、
参加した人は、みな参加賞がもらえること。
子供たちは筆記用具やノートなどですが、
大人には、砂糖、塩、米、トイレットペーパー、ラーメン、洗剤・・・・などなど、
盛りだくさんなので、
勝ち負け関係なく、皆率先して参加していました。
商品係のスーパーの店主さんと、文房具店の店主さんは、
いつもより忙しく働いていて、
なんの競争にも参加できず、かわいそうでしたが・・・・。
お昼は、皆で持ち寄り弁当!
炭酸飲料は緑のビンの「ガラナ」が人気。(写真1)
同僚の先生のリクエストに応えて、
私は、ゆかりとおかかのおにぎり、
餅なしトッポーギ、ソースやきそばを作っていきました。
ここのブラジル料理にはあまり辛いものはないのですが、
辛いトッポーギが好評なのには驚きました。
練習の甲斐あって、
子供たちのよさこいソーランも大好評でした。
お天気にも恵まれて、
本当に一日楽しい運動会でした。
この時期、日系人が運動会を行う地区が多く、
ニュースでも日系人の「UNDOUKAI」を取り上げて
紹介していました。
ブラジルの学校では、「体育」の授業がないくらいなので、
ブラジル人にとって運動会のような行事は珍しいのでしょう。